父の呪い

父への恨み。母に嫌われすぎている。

私が、小4の頃から母は、父が嫌いだった。

父のいない所で、母は姉妹の前でヒステリックに父の悪口を言っていた。

更に父が仕事を辞めると、夫源病、ヒステリーの始まりだが、父は馬鹿だから、母の苛々を全く解消できなかった。当然だ。父が居なくならない限り、苛々が無くなることはなかったのである。

父に恨みを持つ私に、母は父の悪口を毎日言っていた。

「28歳で結婚したけど失敗だった!」

「あの頃の私は病気したらどうしようとか焦りすぎて結婚した。それが失敗だった!」

「あの人(父)はまともな、人が普通にもっているべき神経が欠落している」

母の悪口はとどまることはなかった。

ゴキブリのように、嫌われていた。

粗大ごみのように、扱われていた。

それが父だった。

私はすぐ暴力を振るう父が、忌わしく思えた。そして彼の遺伝子が私を作っていることが絶望的だった。

父は家庭的では無かった。家にいなくても良かった。

デスノートがもっと早くあったら、母は毎日書き込んでいただろう。

「どこの家庭もそうなのだろう」

結婚しない若者が増えるのも当たり前だ。

あの家庭を見て、自分がそこで暮らすことが想像できない。

 

いま父と母は同居しているが、話は噛み合っていない。

父は母に何も言い返せない。

父はテレビにしか話しかけない。テレビと話せるのに、家族とは話せない。特殊な人物だ

尋常ではない。どこの星から来たのか?

異世界か?

父との食事は、飯がまずい。

彼の食事のマナーは最悪だ。汚らしい。